地域食材をまちの魅力を伝えるPRツールへ。「旅する鯖わっぱ」弁当開発

2026年5月17日(日)、福井・若狭地域で開催されたウォーキングイベントにて、地域食材を使ったオリジナル弁当「旅する鯖わっぱ」を提供しました。
行政からのご依頼で始まり、今年で3年目を迎えました。既製品を詰め込んだ弁当ではなく、県内外から訪れる多くの参加者へ、食を通して地域の魅力を届けることを目的に、弁当メニューの企画開発から製造設計まで、トータルで携わらせていただきました。
- 1年目(2024年):地域食材の選定、各店舗の商品を組み合わせたコラボ弁当企画
- 2年目(2025年):「日本遺産プレミアム認定」を記念したメニュー開発とパッケージ選定
- 3年目(2026年):100~200食規模の大量調理のオペレーション設計
1. 地域資源を活用したメニュー企画とブランディング
イベントコースの一つである鯖街道熊川宿の「日本遺産プレミアム認定(2024年)」を受け、まちの歴史や魅力を伝えるお弁当メニューを企画開発しました。
かつて若狭の海で獲れた鯖を京都へと運んだことから名付けられた「鯖街道」。今も受け継がれるその食文化を表現するため、食材には「焼き鯖」「熊川こんにゃく」「福井梅」を取り入れ、木のわっぱ容器を採用しました。
今回は、特製のみそごま風味の焼き鯖そぼろを中央に街道のように盛り付け、その周りに宿場町の店舗のようにおかずを配置。熊川宿のまち並みを「目で見て、食べて楽しめる」という、ストーリー性と遊び心にこだわったメニューに仕上げました。
お弁当名の「旅する鯖わっぱ」は、長旅の中でほっと一息ついて食べたくなるイメージから名付けました。単なる食事提供にとどまらず、イベントの満足度向上や、地域食材を県内外へ発信するPRツールとしての役割を持たせています。

自家製だし巻き卵、熊川こんにゃくのから揚げ、福井梅、野菜の天ぷら、きゅうりの漬け物、葛ゼリー

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2. 効率よく安全に届ける大量調理の仕組化
製造現場で課題となる「食数が増えても品質を維持し、安全に提供できるか」という点をクリアするため、学校給食やホテル厨房、飲食店での経験を活かして、レシピ、調理工程、作業動線を設計。当日の調理メンバーが、限られた時間・空間の中で、迷わず安全に動けるオペレーションを構築しました。
少量製造とは異なり、大量調理では一括調理で進めることがポイントになります。事前に、「何時に、誰が、何を、どの作業を行うか」といった計画、「調理・盛り付け・配送」までの流れを一方向に整理することで効率よく大量調理を実現することができました。
すべて手作りのため、当日は早朝から作業にかかり、炊飯器はフル回転させながら、鯖そぼろ専属、だし巻き卵専属、盛り付け専属と、それぞれの担当を着実にこなす息ぴったりのチームワークで完成。
ここ結では、レシピ作成から、原価計算、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理指導、アレルギー対応、食品表示の作成までワンストップで対応しています。

今年も無事にお弁当をお届けでき、ほっとしております。参加者の方からは、「今までにない高級感あるお弁当でうれしい」「鯖そぼろ、こんにゃくのから揚げがおいしかった」「肉厚の立派な梅干しで驚いた」などたくさんの嬉しいお声をいただきました。
関係者の皆様、いつもありがとうございます。この「旅する鯖わっぱ」が、まちの魅力としてイベントでの楽しみの一つと感じてもらえたらうれしく思います。
ここ結では、地域食材を活かした商品企画から、現場で再現できる調理オペレーション設計までサポートしております。お気軽にご相談ください。
【対応業務】
(企画/開発/ディレクション/パッケージ/スタイリング・撮影/販促物制作/食品表示作成/調理オペレーション設計/衛生管理・調理指導)

